InaRio meets Sipipo tribe
2008年 05月 07日
ペルー在住で、シピポ族の方々とお友達のアヤさんにお会いして、
革ともとっても合う、地球の養分たっぷりの泥染めと、デザインに感動し、布をわけて頂きました。
この素晴らしく神秘的で、美しい布の伝統と、アマゾンとの繋りを、楽しみながら、少しでもアヤさんやシピポの方々のお手伝いができたらと思います。
まだまだ少ししか作っていませんが、これからもっと作って行けたらなと思っています。以下、アヤさんの文章です。
ペルーアマゾン・シピポ族と泥染めを守りたい・・・
~太古の森からのメッセージ~
★ふしぎなデザインは太古の森からのメッセージ★
アマゾンの泥染めには、茶色地と白地の2種類あり、樹皮を煮出した染料に含まれるタンニンと、泥に含まれる鉄分が結合し、デザインの線の部分だけを黒く定着させる珍しい染めものです。
この独特なデザインは全てフリーハンド。
この不思議な模様はシピポ族の誰でもができることではありません。
彼らの話によれば、デザイン能力を高めるために幼い頃から目に特別な薬草の汁を垂らし、それをしてきたもののみにデザインが浮かぶのだといいます。
先代が伝える努力をしたかどうかが重要なわけです。
不思議な魅力をもつ幾何学模様のデザインは、シピポ族の精神世界を映し出すと言われています。
「天から降りてきて頭に浮かんでくるままに描き落とす」という、とめどなく溢れるこのデザインは、彼らの脳内に刷り込まれてきた、太古の森からのメッセージなのかもしれません。
木の樹皮と強い太陽と大地の泥によって染め上げる、この、森のパワー溢れる泥染布に描き込まれるデザインこそ、森から発信している奥深いメッセージなのだと私は考えています。
シピポ族や泥染めについて、詳しくは→http://amazon-dorozome.com/
by inario
| 2008-05-07 18:24
| Field work